日本・佐賀・徐福国際シンポジウムの報告

掲載日時 2008-10-16 9:42:18 | トピック: Event Report

2008年10月11日‐12日、日本・佐賀県において佐賀県徐福会主催の佐賀・徐福国際シンポジウムがありました。

10月11日
     12:00‐13:00 受付 佐賀県美術館ホール
     13:00‐17:00 イヤホン使用による日・中・韓同時通訳
        総合司会 内田信子(日本/サガテレビ)
       開会式
        開会宣言 占部義弘(日本/佐賀・徐福国際シンポジウム副実行委員長)
        主催者代表挨拶 村岡央麻(日本/佐賀・徐福国際シンポジウム実行委員長・佐賀県徐福会会長)
        来賓挨拶 坂井浩毅(日本/佐賀県副知事)
              秀島敏行(日本/佐賀市長)
              武樹民(中国/駐福岡総領事)
              金賢明(韓国/駐福岡総領事館総領事)
              劉智剛(中国/中国徐福会会長)
       来賓紹介
       
       第1部 研究発表
        張雲方(中国/中国徐福会常務副会長)「中国における徐福研究の近況」 
        朴正錫(韓国/西帰浦市徐福文化国際学術研究所所長)「徐福の出海東渡と古代文化考察」
        徐鴻進(台湾/世界徐氏宗親総会理事長)「徐氏の起源と発展の現状」
        和佐野喜久生(日本/佐賀大学農学部名誉教授)「徐福と弥生の稲作」
       休憩
       
       第2部 パネルディスカッション
        コーディネーター
        逵志保(日本/愛知県立大学文学部非常勤講師・国際文化博士)
        パネリスト
        張良群(中国/中国徐福会副会長・連雲港市徐福研究所所長)
        張伯伝(中国/慈渓市徐福研究会副会長)
        福島雅彦(日本/佐賀県徐福会会員・田主丸在住)
        鳥居貞義(日本/大阪徐福友好塾代表)
        益田宗児(日本/奈良徐福研究会会長)
        大串達郎(日本/佐賀県徐福会会員・諸富在住)
        
     18:30‐21:00 懇親会 ホテルニューオータニ佐賀

10月12日 吉野ヶ里歴史公園 弥生くらし館
    9:00‐09:30 受付
     9:30‐11:00 記念講演 七田忠昭(吉野ケ里遺跡発掘調査総責任者・佐賀県教育委員会社会教育文化財課)
          「吉野ヶ里と徐福‐徐福上陸伝説の地、佐賀の平原広沢に現れた弥生都市」
     11:00‐12:30 吉野ヶ里歴史公園内見学
     12:30‐17:30 徐福ゆかりの地を巡るバスツアー
     吉野ヶ里歴史公園→・徐福上陸地(筑後川・浮盃)→金立神社下宮(諸富)→御手洗井戸・新明橋→新北神社・ビャクシンの木→徐福長寿館→金立神社下宮→佐賀駅→吉野ヶ里歴史公園
    
  主 催:佐賀県徐福会       
  実行団体:佐賀・徐福国際シンポジウム実行委員会
  共 催:国営吉野ヶ里歴史公園
  協 力:佐賀県・佐賀市・神埼市・吉野ヶ里町・佐賀市教育委員会・佐賀地区日中友好協会
  後 援:西日本新聞社、佐賀新聞社、朝日新聞社佐賀総局、毎日新聞社佐賀支局、読売新聞社佐賀支局、NHK佐賀放送局、STSサガテレビ、NBCラジオ佐賀、FM佐賀、ぶんぶんテレビ、タウン情報さが

  連絡先〔佐賀・徐福国際シンポジウム実行委員会事務局〕
  佐賀県佐賀市駅南本町2‐10‐2F
  電話 0952‐28‐6260/FAX 0952‐28‐6261
  E-mail jofuku_saga @yahoo.co.jp

1989年に佐賀市制100周年記念事業として行われた国際シンポジウム「徐福伝説を探る」から約20年が経ちました。当時シンポジウム開催の要であった内藤大典さんは既に故人となりましたが、この20年間の積み重ねの結果は、本シンポジウム会場の美術館ホール500席が満席となり、100名ほどの入場を断ったという主催者の言葉に現れるように、徐福に興味を持つ人々、その裾野を大きく広げたように思います。
東アジアで共に同じテーマに向かおうとするとき、逃れられない言葉の壁、今回のシンポジウムではホール内でイヤホンを使用し、日中韓の同時通訳を実現させました。多くの裏方の寝食を忘れての準備・協力があって初めてできたことです。完璧とはいかない点も多々あったとは思いますが、こうした試みは次に受け継がれていくものと思います。日本国内の徐福のイベントで初の試みでした。
佐賀県の「徐福さんの佐賀」プロジェクトに今後も注目していくとともに、日中韓の各伝承地から参加された方がどのように地元に持ち帰り、これからの各地の徐福伝説と向き合っていくのかにも注目していきたいと思います。




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