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Event Report : 2016年5月20日 第3回徐福文化国際研究協議会佐賀大会がおこなわれました

2016年5月20日 第3回徐福文化国際研究協議会佐賀大会がおこなわれました。日本徐福協会が設立して初めての大会でした。
会場のアバンセ(佐賀市)大会議室は100人ほどの徐福ファンで満席でした。

今回の大会、午前には元韓国総領事の柳洲烈さんの講演「徐福文化の世界文化遺産登録に向けて」がありました。
これまでの徐福講演会にはなかったテーマで、とても新鮮でした。

午後ははじめに中韓日ひとりずつ、これからの取組みにあたっての現状報告がありました。
日本は逵が報告させていただきました。主催から日本徐福協会設立をゴールにした話をということでしたので、近現代の徐福を取り囲む状況、決して近代、徐福顕彰をやめることはなかった事例をあげて、日本徐福協会の設立までを話しました。
私の報告の中国語訳が間に合わず、話し終わったあとに会場にいらしたWさんが手を上げ、もう一度中国語で内容を話して下さいました。
大きなイベントではちょっとできないことですが、助けていただき感謝しています。

その後、午後のメインは徐福の共同研究を進めていくうえでの研究分野の確定のための協議会です。
徐福は「徐福学」という言葉が出てくるほど、考古学、歴史学、地理学、文学、民俗学、文化人類学、社会学…、いろんな視点からの研究が可能です。ですからこの研究分野の確定は実はとても難しいのです。それぞれ好きにやればいいけれど、共同研究ですから。

という難解な協議会の司会を仰せつかり、あたふたしましたが、実際大変だったのですが、中国徐福会副会長の李武さんが「相手と戦うときには、10本の指を傷つけるのではなく、1本の指を切り倒そう」と、いかにも中国らしい発言で流れを一つにしてくださって、なんとか決めるべきところは決めることができました。そしてまた、今回の会議で、中国は本気だなと感じることもできました。

会議後には中国の徐福のドラマ制作発表会がありました。60回の連続ドラマとのことです。
私が以前関わった市川森一さん、荒俣宏さんとの中韓日の連続ドラマ企画は結局実現しませんでしたが、そのことも、制作発表会の中ではドラマができるまでの経緯として紹介されていました。

会議が全て終わり、協議会のなかで言い合いになってしまったような場面もあったので、その方にお詫びの挨拶をし、熱い思いを聞きました。
みな徐福に夢中なのです。だからこそ、白熱してしまうのです。そういう方たちがあっていまに至ることを実感して、佐賀の大会は終わりました。

by:
horuhoru
at:
2016-5-24 7:55:01
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